2009年6月8日月曜日

雨の大滝レース2日目

 6月7日2009チャレンジツールド北海道in大滝の本番である。レースは9時45分開始であるが、試走するために7時着。30分遅れてチームメイトT氏着、一緒に試走。天候は雨、思い切りウェット。選択したスプロケは12-23、フロントは50-39である。さあ、いよいよレース。スターティンググリッドに整列。心臓の鼓動は大きくなる。知り合いのA氏が隣。最新カーボンディープリムのホイールを履いている。全然ブレーキが利かないので、困ったという。でも下りに賭けるとのこと。まあちょっと彼に付いていこうかなんて思った。いよいよスタート。いい感じでスタートが切れた。きついのは第2ポイントから第3ポイントだけとインプットしていた。ところが当然ながら試走よりレーススピードは速いので、アップアップにならないようペースを気をつけながら走る。第1ポイントから第2ポイントの間が少しだけ緩やかになる。そこで加速すべく、フロントをアウターに入れ、後ろを19に入れた。そのことをすっかり忘れてしまった。第2チェックポイントから本格的な登りが始まる。いきなりダンシングで序盤をやり過ごし、上っていると、次々と抜かされる。先頭集団にどんどん引き離されていく。周りは軽やかにぺダリングをしているが、自分は最高で23を選んだんだから仕方がないと思い、苦しさに耐えながら、後方に追いやられてしまった。シッティングが出来ない。第3チェックには監督のSさんがいる。おらー!先頭は目の前だぞー!と激が飛ぶ。が足が重い。やはり減量失敗かと思い、苦し紛れに下を向いたら、ゲゲー!フロントがアウターに入っていた。ちくしょうー!ばかじゃねーのー!と自分に呆れかえって、インナーに落としたら軽い軽い。。。でももう脚に力は残っていなかった。ここで今回のレースは終了。ああー今回もミスを犯す。下り区間はやけくそ、安全走行くそくらえという感じで飛ばす。時速65キロで下りながら「追いつきましょう」と言ってくれた人がおり、彼と二人で走ると、第8ポイントで第2集団に追いつく。が第9ポイントの細くくねった激坂区間に入った直後、落車ー!!と大きな叫び声が、グリーンのジャージを着た若人が自転車とともに倒れていた。そこから急に集団のスピードが低下、追い越し禁止区域ではあるが、前を走る人が次々声をかけながら抜かして行くので、自分もそうする。 そうして、無事1周目終わり。2周目に入る。ここからは各カテゴリー、下りの得意な人、登りの得意な人が入り乱れて抜きつ抜かれつのバトルである。下りで抜いて、姿が見えなくなったな~と思ったら登りで背後から息遣いが聞こえたら、その人だったり。でもだんだん調子が良くなってきて、さー行くぞーと思ったら、S4は2周なので終了。結果ぼろぼろ。
 総合するにとても面白くて楽しいレースだった。泥だらけになって遊ぶこともないだろうと思ったが、腹いっぱい遊んだ。雨の中、登りと下りしかないこのレースはほとんど格闘技に近い。体力の限界の中で殴って殴られてというある種爽快なへろへろの快感がある。まったく他のレースと難易度の点で異質な光を放っている。この年でこんな過酷な遊びが出来るって何んたる幸せ。と改めて思った。 今回のレースは救急車もひっきりなしだったような?肋骨、鎖骨骨折?エリートではジャージは破れ、肩と腕が皮ずるむけの出血のまま上位でゴールという痛々しいが感動的なシーンもあった。
今回の収穫、回復力が付いてきたかなというのが感じられた。苦手の下りが怖くなくなったっていうのが感じられた。昔からそうだが精神力が体力以上に弱いのが改めて確認できた。どうしても気分で負けちゃうんだなー。さー次はツールド十勝、また楽しむぞー!。

3 件のコメント:

ティカ橋 さんのコメント...

いやはや、大変なレースだったみたいですね!だけどブログを見てたらこっちまで熱くなって来てレースしたくなっちゃいました。次のレースが楽しみっす!でも、アウター入りっぱなしって・・・やらかしてますねー(笑)

canonair さんのコメント...

やらかしました。ティカ橋さんも函館頑張ってください。十勝は一緒にタッグ組んで戦いましょう!

ティカ橋 さんのコメント...

了解ですっ!